【フォニックスと英検】英検受験を「あえてストップ」した彼女の秘密

【フォニックスと英検】英検受験を「あえてストップ」した彼女の秘密

 

未就学児でフォニックスを始めた生徒さんの中には、小学校高学年で英検準1級に合格するという、驚くような快挙を成し遂げる子がいます。

彼女は中学入学後、意外な選択をしました。なんと、英検受験を一時的にストップしたのです。

英検合格だけを目標にするのはやめ、代わりに「本物の英語力」を身につける期間にしました。そして中学3年生になったとき、再び英検に挑んだ彼女は、見事に最高峰の1級に合格しました。

なぜ、彼女は回り道を選んだのでしょうか?

その答えは、「英検合格はゴールではない」と知っていたからです。彼女が本当に求めていたのは、資格の肩書きではなく、世界とつながるための本質的な英語力だったから。


なぜ、英検を「休む」選択をしたのか?

彼女が目指したのは、単なる資格ではない「本物の英語力」でした。

✅ 多読・多聴で「使える」英語をインプット

英検の問題集を解くのではなく、海外のニュース記事や本、ドキュメンタリーを幅広く読み聞きしました。これにより、1級合格に必要な高度な語彙力と幅広い知識を自然に身につけることができました。

✅ 思考を深めるトレーニング

1級のライティングやスピーチでは、抽象的なテーマについて深い考察が求められます。この「受験を休んだ」期間に、様々なトピックについて自分の考えをまとめ、論理的に話す練習を重ねました。このトレーニングが、本番での説得力あるスピーチやエッセイ作成に直結したのです。

資格取得を焦らず、一度立ち止まって英語の本質的な力を高めることに集中したこの戦略が、難関の英検1級合格へとつながったのです。

英検合格は通過点にすぎません。その先に続く、英語を使って世界を広げ、夢を追いかける彼女の挑戦は、これからも続いていきます。彼女の今後が楽しみです。

試験のための英語も時には必要ですが、一生ものの英語力を手に入れる学習こそが、何よりも最善の選択だと彼女は教えてくれました。