八十八夜:新茶の訪れを告げる日本の伝統行事

イギリス人ネイティブ講師・ジョリーフォニックス公式トレーナーDavid Watkinsによる東京のオンライン英語教室”Yamatalk English®”スタッフMamiです。

八十八夜(はちじゅうはちや)は、立春から数えて88日目にあたる日で、毎年5月1日または2日頃となります。古くから茶摘みの目安とされてきた日本の伝統行事です。

歴史と意味

八十八夜の起源は古く、平安時代にはすでに朝廷の行事として存在していました。当時は「八十八日」と呼ばれており、田植えの時期を知らせる目安とされていました。その後、江戸時代になると茶の栽培が盛んになり、八十八夜は茶摘みの時期を知らせる行事として広く知られるようになりました。

八十八夜という名称の由来には諸説ありますが、最も一般的な説は、茶の字を分解すると「八十八」になることからきているというものです。また、末広がりで縁起の良い数字である「八」が重なることから、農事にとって吉日とされたという説もあります。

八十八夜と新茶

八十八夜になると、各地の茶畑では新茶の摘み取りが盛んになります。新茶は、一年の中で最も若い茶葉で作られるお茶で、香り高く、まろやかな味わいが特徴です。八十八夜は、新茶の美味しさを味わうのに最適な時期と言えるでしょう。

八十八夜の過ごし方

八十八夜は、新茶を楽しむだけでなく、様々なイベントが開催されます。茶摘み体験や、新茶を使った料理の販売など、各地で様々なイベントが楽しめます。また、八十八夜には縁起物として、新茶や茶菓子を食べる習慣もあります。

八十八夜を楽しむためのポイント

  • 新茶は鮮度が命なので、できるだけ早く飲むのがおすすめです。
  • 新茶は煎茶よりも玉露やほうじ茶の方が、より新茶の味わいを堪能できます。
  • 新茶を使ったお菓子や料理もたくさんあるので、ぜひ色々試してみてください。

まとめ

八十八夜は、日本の伝統文化を感じられる貴重な行事です。新茶の美味しさを味わったり、様々なイベントに参加したりして、八十八夜を楽しみましょう。


▲4月27日の写真

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(スタッフ Mami)