「英語を習わせているけれど、単語の暗記ばかりで楽しそうじゃない」
「塾の勉強が忙しくて、英語まで手が回らない」
「英語漬け(イマージョン)がいいって聞くけれど、日本で普通に暮らしていると難しそう」
そんな風に感じている保護者の方は多いのではないでしょうか。
私自身、薬剤師として学術やマーケティングの仕事に携わり、現在は英語とヘルスケア教育の起業家として活動する中で、一つの確信を持っています。
それは、これからの子どもたちに必要なのは、単なる「英会話」ではなく、「英語を使って思考する力」だということです。
その鍵を握るのが、わが家の教育でも大切にしている「CLIL(クリル)」という学習法です。
1. イマージョンは「浸かる」、CLILは「溶け込む」
よく聞く「イマージョン教育」は、言葉通り英語にどっぷり「浸かる(Immersion)」こと。現地の学校のように、すべての教科を英語で浴びるスタイルです。
対して、私たちが実践している「CLIL(クリル)」は、英語と内容(科目)を「統合(Integrated)」させる学び方です。
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イマージョン: 泳げない子をプールに飛び込ませ…もしかしたら、子どもの感覚としては浮き輪もなしに「ドボン」と投げ込まれて…慣れさせる(=英語漬け)
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CLIL: 泳ぎ方のフォーム(音と文字のルール)を教えながら、はじめは浮き輪も使いながら、プールで慣らし、少しずつ一緒に広くて深い海(知識の世界)を探索しに行く(=思考と英語の融合)
【Jolly Phonics(ジョリーフォニックス)とは?】
読み書きの土台となる「音と文字のルール」を、歌やアクションを通じて楽しく学ぶ、イギリス生まれの学習法です。丸暗記ではなく、42個の基本的な音を組み合わせることで、初めて見た単語も自分で読み、聞いた音を正しく書けるようになります。
特に日本語版が改訂されたことで、今まで以上に日本の子どもたちがよりスムーズに、着実に力をつけられるようになりました。英語版のグローバル教材としての良さと、日本語版のローカライズ(日本の子に合わせたアレンジ)の良さ、その両方から生徒さんに合わせて最適なものを選択できるのも、ジョリーフォニックスの素晴らしい点だと感じています。
日本で生活し、日本の塾にも通う子どもたちにとって、ただ「浴びる」だけのイマージョンは負荷が高すぎることもあります。だからこそ、「お子さんのペースに合わせ、着実かつ賢く思考力を育む」CLILが、今の日本の子どもたちにとって最もバランスの良い選択肢になると考えています。
2. なぜ、CLILだと「土台」が強くなるのか
私は教育において、表面的なスキルの書き換えではなく、一生揺るがない「土台」を作ることを何よりも重視しています。
CLILには「4つのC」という要素があります。
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Content(内容):理科や算数、自分の興味ある分野の知識を得る
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Communication(言語):英語を道具として使う
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Cognition(思考):「なぜ?」と論理的に考える
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Culture(文化):多様な視点を持つ
英語「を」覚えるのではなく、英語「で」考える。
このプロセスを繰り返すと、知的好奇心が刺激され、自分の頭で考える習慣がつきます。
この「思考の土台」があるからこそ、結果として国語の読解力や算数の論理的な考え方など、他の学習面においても良い相乗効果が生まれてくるのです。
3. 日本人講師がいるからできる「足場かけ」
CLILを成功させる最大の鍵は、「足場かけ(スキャフォールディング)」です。
ネイティブ講師と楽しく話す(Communication)だけでなく、
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ジョリーフォニックスの42音という「音のルール」という土台をしっかり固めること
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学校の授業進度や教科書の内容を把握し、必要に応じて日本語でフォローできる日本人講師が伴走すること
この二つが揃っているからこそ、子どもたちは「わからない」という不安に立ち止まることなく、広い世界を見つめながら、のびのびと学びを深めていくことができます。
わが家でもこのスタイルを大切にしてきましたが、うちの子たちは英語が「勉強」という感覚ははじめからなく、「コミュニケーションと学ぶためのツール」になっています。
次世代を生きる子どもたちへ
これからの時代、英語ができるのは「当たり前」。 大切なのは、その英語という道具を使って「何を学び、どう考えるか」です。
英語を「教科」の枠に閉じ込めておくのはもったいない。 「英語×理科」「英語×歴史」「英語×自分の好きなこと」 そんな風に学びを編み込んでいけば、世界はもっと広がり、学びはもっと自由になります。
視座を高く持ち、今のうちから英語という翼を手に入れてほしい。 そんな想いで、私たちは日々、子どもたちの「知りたい!」という気持ちに寄り添っています。
