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スタッフの大和真美(まみ)です。
「自己肯定感」と「自己効力感」。
どちらも、私たちがより良く生きていく上で大切な心の要素であることは間違いありません。
でも、この二つの言葉、何がどう違うのか、いまいちピンと来ない…と感じている方もいるのではないでしょうか?
今回は、そんな「自己肯定感」と「自己効力感」の違いを分かりやすく解説し、さらに、この二つがどのように関連し合い、私たちの生き方に影響を与えているのかを探っていきましょう。
自己肯定感とは?ありのままの自分を好きになる力
自己肯定感とは、ありのままの自分を肯定的に受け止める感覚のこと。「自分は自分であって良い」「自分には価値がある」と心から思える気持ちです。
成績が良いとか、特別な才能があるとか、そういった条件とは関係なく、ただ「自分がここにいること」自体を肯定的に捉えることができるのが、自己肯定感の高い人の特徴です。
自己肯定感が高いと、
- 自分の良いところも悪いところも受け入れられる
- 他者の評価に左右されにくい
- 失敗を恐れずに新しいことに挑戦できる
- 自分を大切にできる
といったポジティブな影響があります。まるで、心の土台がしっかりしているようなイメージですね。
自己効力感とは?「私ならできる!」と信じる力
一方、自己効力感とは、ある特定の目標を達成するために必要な行動を、自分がうまく遂行できるという信念のこと。「自分ならできる」「きっとうまくいく」と、具体的な課題や状況に対して抱く自信です。
例えば、「難しいプレゼンテーションを成功させられる」「新しいスキルを習得できる」といった、特定の目標に対する「できる!」という感覚が自己効力感です。
自己効力感が高いと、
- 困難な目標にも積極的に取り組める
- 途中で諦めずに粘り強く努力できる
- プレッシャーの中でも力を発揮できる
- 成功体験を通してさらに自信を深めることができる
このように、自己効力感は、目標達成に向けた行動力を高めるエンジンとなる力と言えるでしょう。
自己肯定感と自己効力感の違いを一言で表すと…
- 自己肯定感:「私はこれでいいんだ」という、存在そのものへの肯定感
- 自己効力感:「私ならできる」という、特定の目標達成能力への自信
例えるなら、自己肯定感は「自分という家」のしっかりとした土台であり、自己効力感は「その家の中で、自分が様々な活動をこなせる」という自信のようなものです。土台が安定しているからこそ、安心して色々なことに挑戦できる、という関係性が見えてきますね。
深い繋がり:自己肯定感と自己効力感は相互に影響し合う
自己肯定感と自己効力感は、それぞれ異なるものですが、実はお互いに深く影響し合っています。
自己肯定感が高いと、失敗を恐れずに新しいことに挑戦する意欲が湧きやすくなります。そして、その挑戦が成功体験につながることで、「自分はやればできるんだ」という自己効力感が高まります。
逆に、自己効力感が高まり、目標を達成する経験を積み重ねることで、「自分には能力がある」「自分はできる人間だ」という感覚が育まれ、それが自己肯定感を高めることにも繋がります。
まるで、二つの歯車が噛み合い、互いを成長させていくような関係性なのです。
より自分らしく生きるために
自己肯定感と自己効力感は、どちらも私たちがより自分らしく、充実した人生を送るために欠かせない要素です。
- 自己肯定感を高めるには、自分の良いところを見つけて認める、過去の成功体験を振り返る、自分を大切にする時間を作るなどが有効です。
- 自己効力感を高めるには、小さな目標を達成する経験を積み重ねる、ロールモデルとなる人を見つける、周囲からの励ましを意識するなどが効果的です。
どちらか一方だけを高めるのではなく、両方のバランスを意識することで、私たちはより強く、しなやかに生きていくことができるでしょう。
ぜひ、日々の生活の中で、自分自身の心と向き合いながら、自己肯定感と自己効力感を育んでいってくださいね。
いかがでしたでしょうか?このブログ記事が、自己肯定感と自己効力感の違いと関連性について理解を深める一助となれば幸いです。