フォニックスと発音指導:sとthの違いについて

こんにちは。

 

イギリス人ネイティブ講師・ジョリーフォニックス公認トレーナーDavid Watkinsによる東京のオンライン英語教室「Yamatalk English®」スタッフの高山久恵(まみ先生)です。

 

先日、Butterflies and Moths(蝶々と蛾)についてのブログ記事を書きました。

 

その中で登場した「moth(蛾)」という単語。

 

今日は、この moth に含まれる thの発音 についてお話ししたいと思います。

 

日本人にとって難しい「th」の音

 

英語には、日本語にはない音がいくつもあります。

 

発音指導者の平田明子先生は、著書『最短で英語発音を変える本』の中で、日本語にない音として

 

「l, r, f, v, s, sh, th, w, y」

 

を挙げています。

 

その中でも、多くの日本人学習者が苦戦するのが th の音です。

 

実際にデイビッド先生も、「ジョリーフォニックスの基本の42音と文字」の動画の中で、

「thは日本人にとって最も難しい発音の一つ」

と紹介しています。

 

カタカナでは同じ「モス」でも意味は全く違う

 

例えば、

  • moss(苔)
  • moth(蛾)

この2つは、カタカナで表記するとどちらも「モス」と書かれることが多いかもしれません。

 

しかし、英語では全く異なる音です。

 

mossは最後が s の音。

mothは最後が th の音。

 

もし発音を入れ替えてしまうと、相手には別の単語として聞こえてしまいます。

 

英語は「文字」と「音」のつながりが大切な言語。

 

だからこそ、フォニックスを学ぶ際にも、それぞれの音を正しく理解することが重要になります。

 

s と th の発音の違い

 

s の発音

 

sは、舌を上の前歯の少し後ろに近づけ、歯と歯の間から息を出す音です。

 

例えば、

  • sun
  • sea
  • sit
  • so
  • us

などに使われています。

 

th の発音

 

thは、舌先を上下の前歯で軽く挟み、その隙間から息を漏らすように発音します。

 

例えば、

  • think
  • thank
  • that
  • this
  • them

などです。

 

日本語にはない口の形なので、最初は少し恥ずかしく感じるかもしれません。

 

でも、実際に舌をしっかり見せるくらいのイメージで練習すると、正しい音に近づいていきます。

 

thには2種類ある

 

実は、thには2種類あります。

 

無声音 /θ/

 

声を出さず、息だけで発音する音です。

  • think
  • thank
  • breath

など。

 

有声音 /ð/

 

声帯を振動させながら発音する音です。

  • this
  • that
  • them

など。

 

同じthでも、単語によって音が変わるのです。

 

発音は「聞いて真似するだけ」では身につかないことも

 

ネイティブの発音を聞くことはとても大切です。

 

しかし、日本語にない音については、「聞いて真似しているつもり」でも実際には日本語の音で置き換えてしまっていることがあります。

だからこそ、

  • ネイティブから正しい音を聞くこと
  • 日本人学習者がどこでつまずくのかを理解すること

その両方が大切です。

 

Yamatalk English®では、ジョリーフォニックス公認トレーナーであるDavid Watkinsから本場の英語の音を学べるだけでなく、日本人向けの発音指導について学ぶ機会も大切にしています。

 

ネイティブだからこそ伝えられること。

 

日本人指導者だからこそ伝えられること。

 

その両方を学ぶことで、より質の高い英語指導につながると考えています。

 

発音は才能ではなく習慣

 

「発音が苦手です」

 

という声をよく耳にします。

 

でも、発音は才能ではありません。

 

正しい口の形を知り、音の違いを理解し、繰り返し練習することで少しずつ身についていきます。

 

フォニックスは、そのための大切な土台です。

 

英語を「読む力」「書く力」だけでなく、「聞く力」「話す力」につなげるためにも、ぜひ音に注目してみてくださいね。

 

フォニックスと発音指導を学びたい先生へ

 

Yamatalk English®では、フォニックスを軸に、コミュニケーションのための英語学習ができる環境づくりを大切にしています。

 

また、生徒さんにとって最善最適な指導ができる英語講師を育成するため、フォニックス英語講師養成ファーストステップ(FS)講座を開講しています。

 

この講座では、

  • フォニックスの理論と指導法
  • ジョリーフォニックスの活用方法
  • 対面・オンラインレッスンの始め方
  • 英語講師として活動するための基礎知識

などを体系的に学ぶことができます。

 

おうち英語にフォニックスを取り入れたい方も、講師としてゼロからスタートしたい方も、さらに指導の幅を広げたい方も、それぞれのステージに合わせて学んでいただける内容です。

 

講師から学び、仲間から学ぶ。

 

一人で頑張るよりも、ずっと楽しく、ずっと成長できる環境があります。

 

2026年は、私たちと一緒にフォニックスと発音指導を学びませんか?

「今」始めることで、「未来」が変わる。

 

そんな一歩を応援しています。

 

 

 

2025年1月16日の記事を再編集(スタッフ Mami)